ドウチョウ記録

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走行中にマフラーが外れて道路に転がり落ちていったあの日を忘れない。

バイクでもクルマでも、走行中にマフラーが外れることはあってはならない。

しかしこの長い人生において、そんな日は必ずやって来る。

2022年5月22日(日曜日)事件発生

五月晴れに恵まれたこの日、目的地に向かっていつものように山間部をバイクで疾走していると、突然ゴトンという鈍い音。

次の瞬間、カランカランカランとアルミ缶が転がるような音が響き渡り、驚いて振り向くと、何やら金属製の管のようなものが道路に転がっている。

後ろを走っていた同行者は間一髪のところで避けることが出来、事なきを得たが、一歩間違えば大事故である。

慌ててその金属製の管の元へ走っていく。

そこには見慣れた形をしたマフラー、、、そう俺のバイクに付いていたサイレンサー部分なのである。

鉄製の取付ステーが、見事に真っ二つに折れているのが分かると思う。

よもやよもや「何で?」という言葉しか頭に思い浮かばない。

とにかく、ここでは落ち着いて作業も出来そうにない。

すぐに近くのドライブインまで走らせることにした。

そう、外れたのはサイレンサー部分だけであり、エキパイは無事だったのだ。

(排気音がどちゃくそうるさいけど、自走は可能。)

ということで、ドライブインに無事に着いたので、改めて見てみよう。

見事なまでに、かまいたちにでもやられたかのように真っ二つである。

しかもこのサイレンサーが外れた衝撃でマフラーガードも再起不能の状態となっており、二次災害を避けるためにそれも外すことにした。

上の画像が、その事後である。

重ねて申し上げるが、自走は可能である。

トルクが細くなってるし、爆音過ぎて不快だが、とにかく自走は可能。

そう考えると、バイクって凄い乗り物よな。

この日はサイレンサーをバッグに仕舞い、自走で帰宅することにした。

な~に、かえって免疫がつく、ぐらいの勢いで家まで無事に辿り着いたのだった。

 

2022年5月23日(月曜日)製造元へ連絡

翌日、製造元(某-FACTORY)に電話で連絡。

「走行中にマフラーが落ちました。新品で取付して、まだ1年です。」

俺は常に冷静さを保とうと努力するタイプなので、まずは相手の様子を窺うように話してみた。

「事故がなくて何よりでした。ところで、取付ステーが折れたというケースは今までこちらも聞いたことがありません。えぇえぇ、初めてのケースです。ひとまず写真を送って貰えますか?改めて明日、取付元(バイク屋)にこちらから連絡しておきます。」

要約するとこんな内容の返事を貰った。

初めてのケースだろうが何だろうが、実際に折れて落ちてるんだけどな。

こちらは常に通常使用の範囲内だし、立ちゴケ含めて転倒も一切ない。

というかスクランブラー気取りなのに林道アタックすらしていない。

しばらく怪訝な表情を浮かべた俺だったが、とにかく翌日、バイク屋へ入庫するしかないわけで、この日は大人しく電話を切った。

 

2022年5月24日(火曜日)取付元へ入庫

午前中、バイク屋へ入庫。

改めて今回の経緯の説明、それから製造元への連絡等についてそのまま伝えた。

それから、週末に当該車輛を使用する予定もあったので、応急処置を依頼。

そうこうしているうちに、製造元から連絡があったようで、その内容はなかなか香ばしいものだった。

「当該車輛の画像を拝見したところ、取付に問題があったのではないか?」

要するに、バイク屋としては説明書通りに取り付けたのだが、製造元に言わせると取付角度が微妙?とかどーのこーの言ってるらしいのだ。

人間がやることなので、作業の工程に問題が生じることもある。

しかし、説明書通りに取り付けて、角度が微妙なので取付ミスとはあまり聞いたことがない。

そもそも誰でも取付出来るように説明書が入っているわけで。

このままだと水掛け論になりそうだったので、バイク屋はそこで電話を切ったそうだ。

 

2022年5月27日(金曜日)応急処置

数日後、バイク屋より、応急処置が完了したとの連絡。

俺とバイク屋は基本的に仲が良いので、これ以上あまり騒ぐのは良くないと思い、そのまま応急処置を頼んでいたのだ。

上出来。

とりあえず真っ二つに折れた取付ステーは溶接してもらい、それまで1か所だった取付部分を2か所に増やし、文字通り補強。

マフラーガードはご覧の通り、バンテージを使って放熱を抑える仕組み。

これはこれでカスタム感あって良い、と俺は思う。

しかしながら、修理の工賃はしっかり請求されたので少し腑に落ちない。

今回のような場合、エンドユーザーである自分にはほとんど責任がないからだ。

(全くないとは言わない。少なからず、整備する責任は自分にもある。)

 

2022年5月28日(土曜日)修理完了

さて、応急処置した当該車輛で無事にサーキットを爆走することが出来た。

夕方、バイク屋に直行し、応急処置した部分の本修理を依頼。

バンテージを巻いて、その上にマフラーガードを装着。

ものの30分やそこらで完了。

これにて一件落着である。

結構走っても、マフラーからの熱はあまり感じない。

むしろ前よりも放熱が抑えられており、このカスタムの満足度は非常に高い。

当該マフラーガードはオフ車に使われるものだが、このバイクの性にも合ってると思う。

しかしながら、修理代で合計2万円以上かかったのはなかなか興味深い案件だ。

それも全部自腹ということで、見方によっては泣き寝入りみたいなものだろう。

もちろん、後続車が事故になっていたり、第三者を巻き込んでいたなら、製造元と取付元に対してもガン詰めしたと思うのだが、果たして心優しき今の自分にそれが出来るだろうか。

いや普通に出来ちゃうんだろうけど、今はこうして治ったんだからもうどうでもいい。

 

まとめ

某-FACTORY製の同型マフラーを使用している方には、今すぐにでも取付ステーの補強をお勧めする。

W650は振動のあるバイクなので、いずれは折れてしまう可能性が高い。

こちらは取付して約1年、走行距離にして約1万kmで折れてしまった。

もう簡単には折れないと思うが、再び亀裂が入るなどステーに不具合が出れば、このマフラーを使い続けるのは辞めようと思う。

W2TTをイメージしたデザインがとても気に入っているんだけど、周囲に迷惑が及ぶ恐れがあるなら黙って他を選ぶしかないよね。

 

W2TT